こんにちは。田中雄です。
ギターを始めて25年ほどになります。
今回はギターアンプについての話です。
※この記事は超初心者向けの内容となっています。
ギターアンプとは…
簡単に説明するとエレキギターの音を出すための
音質の調整ができるスピーカーのことです。
- 自分のアンプを持っていない。
- アンプを持っているけど、演奏場所に持って行けない。
- アンプってなんですか?
こういった人はライブ会場、またはスタジオで
アンプをレンタルする必要があります。
今回はだいたいのスタジオやライブ会場に置いてある
定番アンプのお話です。
その名も「JAZZ CHORUS(ジャズコーラス)」。
通称「JC(ジェイシー)」「ジャズコ」など。
(以下、「JC120」といいます。)
こんなやつです。
![JC120](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/jc-1024x538.jpg)
あまりにも定番なので、ギタリスト(特にエレキギタリスト)なら
誰でも一度は音を鳴らしたことがあるはず。
鳴らしたことがない人は、これから鳴らすことがあるはず。
なので、使い方を知っていて損はないアンプです。
今回はこのアンプの基本的な使い方の話です。
この記事は以下のような方にオススメです。
- これからスタジオに行ってアンプを使うかもしれない人
- JC120を使ったことがあるけど、なんとなく使ってる人
- スタジオに行ったことがない人
この記事を見れば…
- JC120のツマミやボタンの役割を知れる
- JC120を使う時、困らなくなる
この記事は見出しと太字にアンダーラインの箇所を読むだけでも
なんとなく内容がわかるようになっています。
全て読んでも大体、5〜10分で読める記事になっています。
JC120(ジャズコーラス)の使い方
![JC120(ジャズコーラス)の使い方](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/4043194_l-1024x538.jpg)
今回はアンプから音が出せて、音質の調整までを
項目に分けて注意点を交えながら解説します。
電源をコンセントに繋ぐ
![電源をコンセントに繋ぐ](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/1-1-1024x538.jpg)
JC120も冷蔵庫や電子レンジと同じで、
コンセントから電気をもらって動かします。
ので、JC120はコンセントに電源を差していなければ起動できません。
なのでまず、JCの電源ケーブルをコンセントに接続します。
ライブやスタジオなどで、
焦って音を出さなければいけない時、
何をどうしても音が出ない!!このアンプ壊れてる!!
と、思ったら電源をコンセントに差してなかったっていうのは、
本当によくある話です。
慣れたと思っていても、いつもと違うシチュエーションや、
いつもと違う心理状態の時に基本的なことを忘れてしまいがちです。
コンセントに電源差し忘れは本当によくありますので、
気をつけたいところですね。
電源ケーブルの位置
![電源ケーブルの位置](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/jc_back-1024x538.jpg)
![電源ケーブルの位置](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/jc_back_up.jpg)
電源ケーブルは背面にあります。
だいたいは背面の底面に収納されています。
もし電源ケーブルがなければ、そのJC120は不良品です。
管理者に言いましょう。
ギターとJC120をシールドで繋ぐ
ギターとJC120をシールドで繋ぎます。
シールドとは、
ギターをアンプなどの機器に繋ぐための
専用のケーブルのことです。
![シールド](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/22351201_m-1024x768.jpg)
ギター側のアウトプットジャック(差込口)はだいたい以下のような形です。
![ギター側のアウトプットジャック](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/jack-1024x287.jpg)
まずはギターのアウトプットジャックに
シールドの片方のプラグを差し込みます。
JC120側のインプット(差込口)について
![JC120側のインプット(差込口)について](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/highlow-1024x538.jpg)
シールドの片方のプラグをギターに、
もう片方のプラグをJC120に差し込みますが、
JC120のインプットは合計4つあります。
- CHANNEL1 HIGH
- CHANNEL1 LOW
- CHANNEL2 HIGH
- CHANNEL2 LOW
どこに差し込んでも音は出ます。
CHANNEL1を使う場合はCHANNEL1のHIGHかLOWに、
CHANNEL2を使いたければ、CHANNEL2のHIGHかLOWに、
プラグを差しましょう。
JC120のインプットHIGHとLOWの違い
公式の説明書によると、
HIGHとLOWはギターの出力レベル(ギターが出力する音の大きさ)に
応じて使い分けるものです。
実際音を出してみて、好みでどこを使うかは決めていいと思います。
ちなみに、僕は必ずCHANNEL2のLOWに差し込んでいます。
※理由はいつか記事を書きます。
CHANNEL1と2の違いは後ほど説明します。
JC120の電源を入れる
ギターとJC120を繋いで、電源がコンセントに差し込んであるのを確認したら、
電源を入れます。電源入れると赤いランプが点灯します。
![JC120の電源を入れる](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/switch-1024x149.jpg)
注意!
- JC120の電源を入れたまま、電源ケーブルをコンセントから抜き差しすると、
スピーカーが痛むので、やめましょう。 - 旧式JC120の電源では形状が違うことがあります。
JC120のフロントパネルの使い方
フロントパネルにあるボタンなどについて簡単に説明します。
たくさんツマミやボタンをいじって音の変化を調整し、
自分の理想の音を探してください。
![channel1](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/channel1-1024x538.jpg)
![channel2](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/11/channel2-1024x538.jpg)
以下ツマミやボタンの説明です。
ブライトスイッチ
スイッチを入れると歯切れの良い音が得られます。
ボリューム
スイッ右にまわすほど、音量が大きくなります。
トレブル
音の高域を調整します。
右にまわすほど高域が強調され音がキンキンします。
ミドル
音の中域を調整します。
右にまわすほど中域が強調されます。
ベース
音の低域を調整します。右にまわすほど低域が強調されます。
ディストーション
音の歪みの量を調整します。
0の位置から少しツマミを動かすとカチッといいます。
これでディストーションスイッチがONになります。
右にまわすほど歪みが増えます。
リバーブ
リバーブ(残響)の量を調整します。
右にまわすほどリバーブが大きくなります。
ビブラートスピード
右にまわすほどビブラートの周期が速くなります。
ビブラートデプス
右にまわすほどビブラートが深くかかります。
コーラス/ビブラート切り替えスイッチ
コーラス効果とビブラート効果の切り替えをします。
OFFにするとどちらの効果もかかりません。
- コーラスは少し音程をずらしたサウンドをミックスして得られる音の揺らぎのような効果のことです。
- ビブラートは音程を揺らして音に深みを与えるような効果のことです。
CHANNEL1と2の違い
CHANNEL1では、ディストーション、コーラスやビブラートはかけられません。
シンプルかつスピーディーに音作りをしたい場合はCHANNEL1を使い、
ディストーション、コーラスやビブラートなどのエフェクティブな音作りをしたい場合はCHANNEL2を使用しましょう。
まとめ
![まとめ](https://ytanaca.com/wp-content/uploads/2021/09/conclusion.jpg)
今回はJC120の電源の入れ方〜音が出るまでを
注意点を交えて解説しました。
ツマミを動かすことで得られる音の変化は、
やはり音を出しながらじゃなければわからないと思います。
ぜひ、音を出しながらJC120をいじりまくってください。
いじってる最中やいじりまくった後に、この記事を読んでいただけたら、
さらに知識が深まるかもしれません。
コメント