こんにちは。田中雄です。
ギターを始めて25年ほどになります。
本日はだいたいのスタジオに置いてある
ド定番アンプJC-120のリアパネルの使い方についてです。
JC-120とは
「JAZZ CHORUS(ジャズコーラス)」。
通称「JC(ジェイシー)」「ジャズコ」などと呼ばれています。
(以下、「JC120」といいます。)
こんなやつです。
リアパネルとは
リアパネル(バックパネル)とは
JC120の背面のジャックがある部分のことを言います。
↑この部分です。
今回はこの部分についての説明です。
多機能なJC120。
意外と知られてない機能があったり、知っていると便利な機能もあります。
あなたの理想の音に近づくためのヒントがリアパネルにあるかもしれません。
フロントパネルの基本的な使い方は下記の記事をご覧ください。
この記事は以下のような方にオススメです。
- JC120の背面にあるジャックやボタンの役割を知りたい人
- JC120の機能をフルに活用して新しい音作りをしてみたい人
- JC120の前より後ろの姿の方が好きな人
この記事を見れば…
- JC120のリアパネルのジャックやボタンの役割を知れる
- JC120のリアパネルを知らない人にちょっと自慢できる
この記事は見出しと太字にアンダーラインの箇所を読むだけでも
なんとなく内容がわかるようになっています。
全て読んでも大体、5〜10分で読める記事になっています。
JC120 リアパネルの使い方【機能の説明】
それではリアパネルの各ジャック・スイッチの説明です。
リアパネルは以下の画像のようになっています。
リアパネルは、大きく3つにカテゴライズされています。
- FOOT SWITCH
- CH-2 EFFECT LOOP
- LINE OUT
それぞれの機能を順に説明していきます。
FOOT SWITCH
「CHORUS VIBRATO」「REVERB」「DISTORTION」の
3つのジャックがあります。ここにフットスイッチを接続すると、
それぞれのエフェクトのON/OFFを操作できます。
- フットスイッチをONにしても、フロントパネル側でOFFになっているとエフェクトはかかりません。
- フットスイッチは別売りで、スタジオやライブハウスなどでは常備してないと思います。
- フットスイッチはBOSSのFSシリーズなら使えるようですが、僕は試したことがありません。自己責任でお願いします…。
CH-2 EFFECT LOOP
SENDジャック
外部のエフェクターへ、JC120のエフェクター
(CHORUSやREVERBなど)を通してない音を送るジャックです。
ここに外部エフェクターを接続できます。
RETURNジャック…R、L(MONO)
SENDで送った外部エフェクターの音を入力するジャックです。
ステレオ対応となっているため、RとLのジャックがあります。
モノラルで使う場合はLを使用します。
- モノラルで使う時、Rに差しても音は出力されません。
- RETURNジャックへの接続は電源を切ってから行ってください。
LOOP スイッチ
CH-2 EFFECT LOOPの一番右のスイッチです。
回路の切り替えスイッチになります。
PARALLELとSERIESがありますが、
PARALLELにすると、外部エフェクトを通した音と
外部エフェクトを通していない音がミックスして出力されます。
SERIESにすると、外部エフェクトを通した音のみが出力されます。
LEVELスイッチ
EFFECT LOOPの入出力の音量を切り替えます。
+4dBmと-20dBmの切り替えが可能ですが、
接続する機器の入出力に応じて切り替えて下さい。
接続機器の入出力レベルが高い場合は+4dBmに設定し、
低い場合は-20dBmに設定します。
LINE OUT
LINE OUTのジャックからはJC-120の音をラインで出力でき、
ミキサーやレコーディング機器に接続することができます。
モノラルで使う時はL(MONO)に接続してください。
- インとは、マイクなどを通さずに録音機器に直接楽器をケーブルで繋ぎ録音することをいいます。
JC120 リアパネルの注意すべき点
今回説明した、JC120のリアパネルの機能は
古いJC120には搭載されていないことがあります。
これには注意が必要で、もしご自身のシステムが
新しいJC120のリアパネルの機能に依存していたら、
古いJC120では使えないかもしれません。
- 古いJC-120のリアパネルの写真が入手できませんでしたので、手に入り次第画像をアップします。
まとめ
今回はJC120リアパネルの
各ジャックの機能や注意点について、お話しました。
JC120は本当に多機能です。
フロントパネルだけちゃんと使えれば音は鳴らせるし、
問題なく使えるので十分ではあります。
が、リアパネルの役割も知っていると、どこかで役に立つかもしれません。
音作りの可能性も広がります。
今回の記事は少しマニアックかもしれませんが、
読んでいただけた方の役に少しでも立てたら、うれしいです。
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