ギター保管時、弦を緩めるか緩めないか【メーカー各社の見解も紹介】

こんにちは。田中 雄です。

ギターを始めて多分もうすぐ25年ほどになります。
「今になって思えばこうすれば良かった」
「こうしていれば簡単だった」
というのをシェアしていきたいと思います。

今回はギター保管時、弦を緩めるか緩めないかについてです。

ギターを弾くときチューニングをします。

ギターを弾き終わった後、
弦を緩めておくという保管方法を聞いたことがあるかもしれません。
なぜ弦を緩めるのか。
簡単に言うと木でできたギターに鉄の弦を
ずっときつく張っている状態はギターによくないからです。
そう言われると、理にかなっているような気がします。
しかし、いちいち緩めるのもめんどくさいし、
また弾くときチューニングするのもめんどくさい。
ので、緩めないという人もいると思います。

結局、どちらがいいのか。
実はこの話題、ネットをはじめ色んな人と話をしていても、
答えは実に様々です。

今回はこの話題について、僕なりに触れてみたいと思います。
結論を言えば、正解はないのですが、
この話題にまつわる情報や自分がどうしているのか、
などを紹介していこうと思います。

本記事のテーマ
ギター保管時、弦を緩めるか緩めないか【メーカー各社の見解も紹介】

この記事は以下のような方にオススメです。

  • 結局、弦は緩めるのか緩めないのかどっちなのか気になる方
  • ギター初心者の方
  • 緩める緩めないをそもそも気にしたことがない方

この記事は見出しと太字にアンダーラインの箇所を読むだけでも
なんとなく内容がわかるようになっています。
全て読んでも大体、5〜10分で読める記事になっています。

目次

ギター保管時、弦を緩めるか緩めないか

ギター保管時、弦を緩めるか緩めないか

まずは「緩める」「緩めない」それぞれの理由、
というか理屈を調べてみました。

緩める理由

先程軽く触れましたが、
これは「ギターのネックとボディへの負担を減らすため」です。
弦の張力はアコースティックギターで約70kgだそうで、
張りっぱなしだと弦の張力に耐えられず木が曲がり、
「ネックが反る」や「ボディが膨らむ」という症状になる。
というわけです。

緩めない理由

先述のチューニングがめんどくさいというのもありますが、別の理由もあります。
それは「ギターは弦の張力があるのを前提に作られている」的なものです。
詳しい解説は割愛しますが、ギターの張力が安定している方が、
負担が少なく済むというような理由です。
張ったり、緩めたりを繰り返す方がギターによくないとのことです。

ギターメーカー各社の見解

この問題に対してギターメーカー何社かの公式サイトに、
記載がありましたのでご紹介します。

Gibson
https://gibson.jp/support/handling-precautions
内容…
長期保管の場合は緩める。弦を張らない状態の保管はお勧めしない。

Fender
https://www.fender.com/ja-JP/howto/how-to-case-closed-storage-tips-to-save-your-guitars
内容…
ペグを1,2度だけ半回しする程度緩める。

Taylor
https://www.taylorguitars.jp/support/management/
内容…
緩めないでいい。緩めない前提での設計。

Takamine
https://www.takamineguitars.co.jp/support/maintenance/maintenance01.html
内容…
ギターや使っている環境によって様々。
緩めない状態で2週間試して、変化を感じないならそのまま。
弦高が高くなったら1音から半音緩めるようにする。

Yamaha
https://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1794
内容…
1ヶ月以上弾かないなら1,2回転程度緩める。

K.Yairi
https://www.yairi.co.jp/user/faq.html
内容…
張力に耐えられる作りになっているので、毎回緩める必要なし。

とのことです。
ギターメーカーよっても様々であることがわかります。

結局、ギターの弦は緩めるのか緩めないのか

結局、ギターの弦は緩めるのか緩めないのか

結局、僕もはっきりしたことはわかりません。
これだけ、ギターメーカーによっても意見が違う中、答えは出せませんでした。

僕はどうしているか

僕は先に紹介したメーカーの意見の中では、
Takamineのものに近いと思います。

ギターの状態に無頓着な頃は、弦を緩めてこなかったのですが、
弦高が高くなり、弾きにくくなっていった記憶があります。
ので、今は基本的に保管時はすべてのギターの弦を半音ほど緩めています。
毎日弾くであろうギターに関しては緩めずに置いています。

ギターによる

では、上記の保管方法でどうなっているか。
緩めているのにネックが反っている気がするものもあれば、
緩めていないのにあまり変わっていない気がするものもあります。
結局はギターによるということでしょうか…。

まとめ

まとめ

ということで今回は「ギター保管時、弦を緩めるか緩めないか」という記事でした。

自分としては緩める理由、緩めない理由、どちらも納得のいく理由です。
ギターメーカーの答えも様々です。
まあ、メーカーそれぞれ作り方が違うので当然ではありますが…。
それだけ難しい問題と言えるのではないでしょうか。

とりあえず、購入したギターの説明書や公式サイトをチェックしたり、
購入先の保管方法を聞いたりして、試してみる。
ギターの状態を見つつ、対応してみる。

という方法はいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ミュージシャンでWebデザイナーです。
まだまだ大変な世の中。アウトプットの場所を求め、サイトを立ち上げたりブログに挑戦したりしています。

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