こんにちは。田中雄です。
ギターを始めて25年ほど。
「今になって思えばこうすれば良かった」
「こうしていればもっと楽だった。」
ということがたくさんありますので、
そういうのをシェアしていきたいと思います。
今日は、ギターの弦交換に便利な小物の話です。
これは“ストリングワインダー”とか”アルトベンリ”とか呼ばれてるものらしいです。
弦の交換をするときに、ペグをぐるぐると回して弦を外しますが、
この道具を使うと手で回すより速く回せるので時間が短縮できるので、
ないよりはあると便利(アルトベンリ)って感じのものです。
今日はこのストリングワインダーというのが、
各種ありますので、その紹介!
とか
ストリングワインダーの裏技!
その方法があったか!
では、ありません。
本日のテーマはこちら
安いストリングワインダーはヘッドが傷つく【高いギターに使うな】
- これからストリングワインダーの購入を考えている方
- すでに安いストリングワインダーを持っている方
- 高いギターのヘッドを傷つけずに済む
この記事は見出しと太字にアンダーラインの箇所を読むだけでも
なんとなく内容がわかるようになっています。
全て読んでも大体、5〜10分で読める記事になっています。
【結論】高いギターに使うとこうなる
僕が持っているストリングワインダーはこれです。↓
そして、これを高いアコギ(Martin HD-28V)に使った結果↓
こうなりました。
ヘッドに円形の跡がついてますね。
最初、この状態になっている時はとても悲しかったです…
買った時は結構綺麗な状態でしたので…
これは明らかに、ストリングワインダーのせいですね。
原因
どうやらラッカー塗装と呼ばれる塗装のものに、
僕が持ってるようなストリングワインダーを使うと、こうなるらしいです。
ラッカー塗装は高いギターに使われていることが多い(らしい)とのことです。
自分のギターは大丈夫か調べてみてください。
ぜひ、ご自身のギターの塗装がどうなのかを、今すぐ調べてください。
調べたあと、できればこのブログに帰ってきて欲しいですが、
ここで離脱しても、まあ大丈夫です。
調べてもわからなければ、安いストリングワインダーは
使うのはやめておいた方がいいでしょう。
特にアコギ?エレキでは聞いたことがない
この記事を書くにあたり、ストリングワインダーによるヘッドの傷について、
少し調べてみたところ、アコギについた傷の画像や、記事はあるのですが、
エレキの傷は見つけられませんでした。
有名なギターテクニシャンもそう言っている
ギターテクニシャンというのは、
簡単に言うと、プロのギタリストのギターや機材を管理する人たちのことです。
篠原 勝さんという有名なギターテクニシャンがいるのですが、
その方の動画でもストリングワインダーに関する話が出ていました。
以下の動画の4:20あたり見てください。
ここで、エレキは大丈夫なことが多いが、
アコギは傷がついてるのがよくある
と、言っていますね。
とはいえ、あると便利
安物のストリングワインダーでも、
手でペグを回すより圧倒的に早いです。
こちらをご覧ください。
結果は、手巻きは遅いと言うことです。
安いストリングワインダーはやっぱり安い
アマゾンでストリングワインダーを探してみると、
このヘッドに傷がつくストリングワインダーは大体500円〜800円くらいで買えます。
傷がつかなさそうなもの。例えば素材がゴムのやつなんかは、2200円ほどです。
電動のものは4000円ほどのものもあります。
この値段差だと安いストリングワインダーの方が売れそうですね。
でも、電動のやつとかゴムのものも使ってみると便利かもしれません。
ので、いずれ買ってみようかな。
ギターの本数が多いと電動の方が楽でいいかも。
安いストリングワインダーをすでにお持ちの方や、
これから買う方は次の対策をオススメします。
対処法
先程、紹介した篠原さんの動画ですが、
ここでとてもいい対処法を紹介しています。
この動画の3:57あたりを見てください。
その対処法とは、
ストリングワインダーの穴の奥に木を詰めて、
穴の高さ?深さ?を低くする。です。
そうすることで、回すときにストリングワインダーが、
ヘッドに当たらなくなるということです。
なるほど。
僕はストリングワインダー用に木を用意することが
できなかったので、ティッシュを詰めています…。
もっと良い詰めものがあれば誰か教えてください…。
まとめ
今回は、
安いストリングワインダーはヘッドに傷がつくので、
高いラッカー塗装のアコギには使うな
という、話でした。
でも、安いストリングワインダーでも穴の高さ?深さ?を低くして、
回すときにヘッドに当たらないようにすれば、
安いストリングワインダーも使えます。
安いストリングワインダーを高いギターに使うと、
ヘッドに傷ができるということがもっと有名になって欲しいと思い、
記事を書きました。
この記事で誰かの大切なギターのヘッドを救うことができたなら嬉しいです。
それでは、また。
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