こんにちは。田中 雄です。
ギターを始めて多分もうすぐ25年ほどになります。
「今になって思えばこうすれば良かった」
「こうしていれば簡単だった」
というのをシェアしていきたいと思います。
今日はギター初心者の最初の難関として有名な
「Fコード」についてです。
本記事のテーマ
Fコードの簡単な押さえ方【簡単でいい音・押さえる際のコツ】
この記事は以下のような方にオススメです。
- ギターを練習し始めたけど、Fコードが出てくると、
コードチェンジに時間がかかってしまう。辛い。 - 人差し指で全ての弦を押さえるバレーコードをすると、指が痛い。辛い。
- ギターを低く構えた時に、バレーコードをすると、指が届きにくくて痛い。辛い。
この記事を見れば、
- Fコードで挫折しなくて良くなる。=ギターに挫折しなくてよくなる。
- Fコードを簡単に押さえられるようになり、コードチェンジがスムーズになる。
- 力がそれほど必要ない押さえ方なので、指の負担が少なくなる。
この記事は見出しと太字にアンダーラインの箇所を読むだけでも
なんとなく内容がわかるようになっています。
全て読んでも大体、5〜10分で読める記事になっています。
【結論】簡単なFコード オススメの押さえ方
僕のオススメする押さえ方はこれです。
簡単です。
多分、初心者の方は驚くと思います。
すでにギターが弾ける方は「なんだそれか」という感じでしょう。
これでいいのです。
Fコードはファ、ラ、ドという3音で構成された和音ですが、
必要最小限の音数でFコードを表現していることになります。
逆に言えば、ちゃんと3音全て鳴っているので、Fコードとして成立します。
もしギターを練習中に簡単なFコードの押さえ方だけを求めて、
この記事に辿り着いた人がいたら、ここで離脱して早速試してみてください。
これ以降はもうオマケみたいなものですから、見たい人だけどうぞ。
通常のFコードと簡単なFコードの比較
よく教則本なんかで紹介されているコード表のFコードはこれです。
そしてバレーコード(一本の指で全ての弦を押さえる)を
使わない方法としてよく紹介されるのがこれ。
こうして見るとやっぱり難易度が高いですよね。
押さえる弦も多いですし、初心者の方は指を一本一本配置していきますから、
イライラしそうですよね。
僕のオススメする押さえ方はこれです。
簡単!
簡単なFコードのメリット
簡単に押さえられる
先ほどの「通常のFコードとの比較」でもわかった通り、比較的簡単に押さえられます。
CコードやGコードと同じくらいの難易度だと思います。
これがわかっただけで、初心者の方にとってのギターの難易度は下がるのではないでしょうか。
そしてバレーコードを使わない為、指の負担も少ないです。
コードチェンジが簡単
簡単に押さえられるということは、
コードチェンジも容易いということになります。
例えば、CコードからFコードにチェンジする際、
人差し指はそのまま、中指と薬指を移動させるだけでできてしまいます。
同様にFコードからCコードも簡単ということになりますね。
テンションコードにも対応しやすい
ここで言うテンションコードとは、
Fの3音にプラスして、別の音を加えるとお考えください。
テンションコードの詳しい説明は省きますが、
通常のFコードよりも僕のオススメFコードならコードチェンジしやすいです。
例として、
F→Faug→F6→F7
この進行はこのように押さえると弾きやすいです。
次にF→FM7→F7
これもバレーコードだとなかなか難しいですが、
このやり方なら簡単。
Fadd9なんかも弾きやすいです。
簡単なFコードのデメリット
この押さえ方のデメリットも紹介しておきます。
ミュートが少し難しい。
ミュートというのは消音です。
画像の左側の×印に注目してください。
この画像の左の方に×印がありますが、
これは、この弦は音を鳴らさないという意味です。
指で押さえずに触れるだけにして音が鳴らないようにするか、
弾かないようにするかのどちらかです。
特にジャカジャカ弾く場合は×印の音が鳴らないように
注意して弾きましょう。
音圧が低い。
やはり弦を3本しか鳴らさないので、音圧、迫力に欠けます。
ここは気合いで乗り切るか、顔でごまかすなどして、
迫力を補ってください。
次にお話する「僕のオススメFコードの発展系」は
この迫力のなさを解消する方法になります。
簡単なFコードからの発展系
次に紹介するのは、
僕のオススメしたFコードに1つ押さえる場所を増やしたものです。
これでも通常のFコードよりは簡単だと思います。
6弦1フレットに親指を足します。これで低音を補えます。
これです。↓
あるいは…
こちらでもいいです。
ただこれは正確にはFonCというコードになりますが、
Fコードの時に弾いても特に問題はありません。
これらの押さえ方は、
最初にオススメしたFコードの、弱点を補う押さえ方です。
音圧はもちろんありますし、ミュートも簡単かもしれません。
こちらも覚えておくと便利です。
まとめ:簡単なFコードはメリットがたくさん
まとめると、
僕のオススメのFコードは以下になります。
初心者の方はこちらでひとまずFコードを乗り切ってください。
ギターがある程度弾ける方でも、場面によってはこの押さえ方は使えると思います。
次にオススメするFコードはこちらです。
こちらは先ほどの押さえ方の、
音圧が少ないという弱点を補う押さえ方です。
通常のFコードよりも簡単だと思います。
さてここまでFコードの簡単な押さえ方について書いてきましたが、
最後に一つだけ。
最初は簡単な押さえ方で乗り切ってもいいと思いますが、
慣れてきた頃に、必ず通常のFコードも練習してみてください。
きっと通常のFコードの良さが感じられると思います。
ちなみに私はこう押さえることが多いです。
親指で押さえる6弦があまりちゃんと鳴りません…。
というわけで今回は以上です。
コメント